シーカヤック
持っている技術を最大限生かしたい。3DCADを利用したシーカヤックの製品化。
近年、観光業界ではエコツーリズムの浸透により、自然を体験し、学び、そして楽しむツールとしてシーカヤックを取り入れているところが増えています。
(長崎県内では佐世保市の九十九島パールシーリゾートなど。)
シーカヤックの趣味人口は増えているものの、販売されているカヤックの多くは海外製で、日本人向けというものは少ないのが現状です。
そこで宇宙模型ではオリジナルカヤックの設計から始め、日本人により馴染みやすいカヤックの製作も手がけています。

CRFPを使用した軽量で高強度なカヤック
実験船体用模型の技術を生かし、高性能のモデルを製作できるのが特徴です。
- カヤック製作の手順
-
- 新規で形状をモデリング
- 3Dスキャナで既存モデルのスキャニング後、比較検証
- スケールダウンした試験用のモデルを製作
- 流体実験を行い性能の解析
- 解析結果が優秀なものの原寸モデルを製作
- 原寸モデル製作にあたり、型のデータを3DCADにて型抜きしやすい構造になるようアレンジを加える
- 加工機を使い方の切削を行う
- 型を成型・準備
- 型に貼るCFRPを切り出す(3DCADを使い、船体表面の展開を行ったのち、切り出し用のデータを作成する)
- 型へのCFRP積層
- 硬化後型抜き
- 成型、塗装